今回の街歩きは
今回は都電に乗ってるときに気付いた
街が代謝しようとする姿をめぐります
(東池袋駅前交差点より)
街の代謝 都市計画の中で
東池袋駅交差点のサンシャイン60側の歩道には
このような看板が置いてあります
(現地の都市計画の案内版)
(案内板の設置場所)
案内板には次のようなことが記されていて
街の新しい形を書いています
以下現地案内板より抜粋
(引用ここから)
おしらせ
東京都
東京都は、東京都豊島区東池袋四丁目及び五丁目地内において、
東京都市計画道路事業補助線街路第八十一号線の街路事業を行います。
(中略)
1 本事業の概要について
東京都市計画道路事業補助線街路第八十一号線は、
豊島区南池袋二丁目から北区西ヶ原一丁目に至る、
延長約四・五kmの道路です。
本認可区間は、延長約六百十m、計画幅員二十五mで、
標準的な構造は、歩道約三・五mを両側に設け、
車道は片側一車線両側通行となる予定です。
(引用ここまで)
ここまで読むと文字ばっかりでよくわかりません
解読してましょう
看板を読み込んでみる
まず
『東京都市計画道路事業
補助線街路第八十一号線』という
都市計画の中身を知らせたいことがわかります
そしてさらに読み進めると
この計画にある4.5kmの道路を造る計画のうち
600m分だけ作りますよと言っていますね
その出来上がりは車1台分の幅道路と
3.5mの歩道を作るとのこと
ではどのように作るのでしょうか
その答えが案内板の下の図にありました
(現地案内板の地図を拡大したもの)
なんと今ある線路を道路で挟み込む構造
つまり車と並走する路面電車の区間が
増えようとしているのです
つまり都営荒川線が
『路面』を走る『電車』である部分が
これから増えるのです!!
都電が都電らしくなりますね
(飛鳥山付近では路面電車に)
(路面電車と専用軌道の移り変わり)
世田谷線のような風景になるのか
路面電車らしい風景になるのか
まだそれは未知数ですが
生まれ変わろうとしている
都電の沿線を街歩きしたいと思います
路面電車の未来は左右に香る
はじめの写真に戻ると
都電の車両の奥に
トラ柄のフェンスの一帯があります
(奥にフェンス帯がある)
上の画像のおしらせの看板の裏には
緑色のフェンスが拡がっています
(看板の裏より大塚方面を望む)
このフェンスで囲われている部分が
道路になろうとしているのです!
このフェンスの右側が
歩行者用の小道になっていて
都電の脇を歩くことができます
せっかくですから街歩きです
線路脇を進む進む
(線路も歩道もつづくつづく)
交差点から大塚方面に歩き始めました
この電車の横を歩くことも
一度車道になったらもう出来なくなると思うと
今しか見れない貴重な景色ですね
でも一昔前にはこのフェンスの中に
人々の生活があったと思うと
不思議な光景です
上の写真の踏切から大塚方面を望むとこんな景色が
(東池袋四丁目駅北の踏切から大塚方面を望む)
ビルや民家がこれからできる道に沿うように
立ち並んでいます
街の建物たちがもうすぐできる道と
新しい街の形を受け入れるように
しているように見えました
(東池袋四丁目駅北の踏切から雑司ヶ谷方面を望む)
駅の両端もこれからできる街に向けて準備支度
トラと緑がいなくなるころには
新たな街の交わりができるのでしょう
都電の新旧が織りなす景色
歩みを大塚方面に進めますと
素敵な風景と出会いました
Y字の踏切
真ん中に立つ踏切と
左右均等に延びる道路の組み合わせが
素敵じゃないでしょうか
なにかこの踏切に
物語のようなものを感じました
この景色に身震いし
しばらくここで足を止め
眺めることにしました
足を止めていると次々と景色が移り変わり
目には動と静が織りなす美しい寸景が飛び込みました
急ぐ都電も風景を躍動させ
静寂の踏切もまた趣が
都電は色も魅せる
でもこの景色も道路ができれば見納め
手前の交差点と踏切奥のフェンスのところに
新たな道路が横通ります
新しいノスタルジックな風景の
生まれようとする中で
イニシエの景色が埋もれようしていました
一期一会の街歩き
今回の街歩きは一期一会を肌で感じました
工事の最中だから作り出された景色
工事にしかなかった景色
工事の後にしか見れない景色
今しか見れない一期一会の景色なのです
これだから街歩きはやめられない!
街並みは時々無機質ながらも
生き物のように代謝している様に映り
うつくしいものです
(高架や軌道は色を添える)
次回はY字の踏切のつづきから
ここから向原駅までの街歩きは
次回綴ります
そして新しくできる道路の計画を
ちょっとだけ掘り下げてみたいと思います
↓後編こちらから↓
お楽しみに
おめんパンダ
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