今回の街歩きは
前回の街歩きで
見つけていた
謎のオブジェ
実はこれが
かなり重みのあるものと
分かりましたので
今回はオブジェを
中心に紹介します
(なんだこいつ)
日本で必ず0Mの場所!
少しオブジェから
話はそれますが
海からの高さ(海抜)や
山の高さ(標高)など
高さを使う機会が
あると思います
(東京メトロ築地駅:海抜が表示されている)
これらの高さは、
物差しの角の様に
0Mの場所が決まっているから
高い低いが決められるのです
では日本の物差しの角は
どこかというと
このオブジェのある
場所だったのです
(ここが1番0Mの場所)
実はこの▽のオブジェは
水位観測所という
測定施設
水面の高さを観測することを
目的とした施設です
ここで得られた高さを
平均化した値を求めて
高さ0Mとして決めました
(国交省設置:現地案内板)
現在でも観測が続けられていますが
隅田川の河川水の影響や
周辺環境の変化に伴い
神奈川県の油壷に
役割を大きく移しています
また
隅田川テラスの設置に伴い
若干の移設を行い
元々あった場所には
シンボルとしてポールが
立っています
(▽の手前の銀のポールが旧位置)
しかし現在でも観測は
行われていて
日本の形を知るための
基礎作りに
役立っています
0を支える力持ち
この近くには
「交無号」という
三角点(高さを測る基準)が
設置されています
(霊岸島交無号)
三角点は通常は
地名が付けられることが多いですが
この三角点の名前は
地名ではありません
現地に詳しい説明書きがありました
(現地案内板より)
国土地理院設置の案内板によると
水準経路が交差する点であることを示す「交」と、
「0」を意味する「無号」を合わせたものです。
この水準点は、まさに日本の高さの出発点として
歴史のあるものです。
とありました
つまり
地名ではなく
高さの基準であることが
名前の由来であることがわかります
(三角点の破損を四方の石で守る)
日本の地図のふるさとと
言っても過言ではないのでは
ないでしょうか
偶然の発見が街歩きの真髄!
今回は
街歩きの中で見つけた
オブジェを深堀いたしました
現地で感じる
時代の感覚に加えて
調べるほどに
奥の深さを感じました
(見方が変れば街はまた面白い)
次回は隅田川を少し離れます
おたのしみに
お面パンダ
twitterは[@omen_panda]
街歩き中に
ときどきつぶやいています